大阪(伊丹)空港の廃港を求める大阪府の橋下徹知事は19日、今年4月に行われる豊中市長選をめぐり、現職の浅利敬一郎市長が再選を目指して出馬表明をした会見で「伊丹空港の既存のストックを活用する」という方針を示したことについて「存続か廃港かスタンスをはっきり示さないのは卑怯(ひきょう)だ。政治家として恥ずかしい」と激しく批判した。
橋下知事は「伊丹空港は最悪の状態にある。だからこそ、運用制限を撤廃しての存続か、廃港かをはっきりさせる必要がある。それなのに現状維持というのは政治家失格だ」とまくしたてた。
また、今後、廃港を訴える候補が出馬した際の対応について「若く生きのいい政治家が出てくることを期待するが、知事をしながら、選挙応援をするのは難しい」とも述べた。豊中市長選をめぐって橋下知事は昨年末に「選挙で廃港を訴える」と関与を示唆していた。
【関連記事】
・
減収深刻な大阪府予算、“橋下流”改革も限界に ・
橋下知事支持の府議らが新会派へ 統一選で“橋下派”の受け皿に ・
伊丹空港は廃止か存続か 橋下府知事と住民が激論 ・
今夏こそ道頓堀川で水泳大会 水質不安で6年前は中止 ・
“持ちネタ”で喝采 知事が見せた外交術とは ・
「信頼」では同盟維持できず…陸自幹部が発言(読売新聞)・
エコの優等生・風力発電に逆風 低周波は本当に有害か?(産経新聞)・
<普天間移設>結論5月まで 外相がウェッブ氏に説明(毎日新聞)・
郵便局長の定年延長を検討=亀井担当相(時事通信)・
弁護士資格なしで示談報酬、元行政書士を逮捕(読売新聞)