本人確認を行わずに携帯電話などを貸したとして、警視庁生活経済課は17日、携帯電話不正利用防止法違反の疑いで、レンタル会社「モバイルカンパニー」(東京都新宿区)の実質的経営者、望月啓次容疑者(34)=静岡県沼津市東椎路(しいじ)=と同社従業員の男ら計4人を逮捕した。
同課によると、同社は平成20年12月から昨年7月にかけ、ヤミ金業者ら約200人に携帯電話約500台を貸し出し、利益は少なくとも年約5千万円に上るとみられる。4人は「おれはやっていない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は、昨年2月上旬から3月下旬にかけ、ヤミ金業の無職の男(20)=出資法違反罪で有罪=ら4人に、氏名や住所を確認せず、個人情報などを記録した「SIMカード」4枚と携帯電話8台を貸したとしている。
同課によると、昨年7月に同社を家宅捜索した際に、昨年1〜6月に契約した27人分の契約書類と免許証のコピーを押収したが、このうち21人は実在しなかった。同社は携帯電話は1台3万5千〜4万円、SIMカードは1枚2万5千円で貸し出していた。
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